センサ回路点検の基本手順
準備するもの、点検の手順、判定の目安、作業時の注意の順にまとめています。
準備するもの
- テスター
- 配線図
- (あれば)オシロスコープ
点検の手順
- コードの末尾で故障の種類を見る: 「信号低」=短絡系、「信号高」=断線系が多い
- まずコネクタを抜いて目視: 端子の緩み・曲がり・水入り・緑青
- センサ単体の抵抗値を測定し、規定値(温度特性表)と比較
- ハーネス側: 電源電圧(5V系か12V系)とアースの導通を確認
- 配線の中間擦れ: ハーネスを揺すりながらデータモニタの値が飛ばないか確認
- 全て正常なら波形確認(クランク/カム角は波形が確実)→ 最後にECU側を疑う
判定の目安
- 5V電源系: 4.5〜5.5Vの範囲
- 「揺すって値が飛ぶ」=ハーネス・コネクタの接触不良確定
作業時の注意
- センサ電源(5V)を12Vと短絡させるとECUを壊す。テスターの当て先に注意
- コネクタは端子を広げないように検電する(細い検針を使用)
関連する故障コード
- P0113 吸気温センサ信号高(断線系)
- P0117 水温センサ信号低(短絡系)
- P0118 水温センサ信号高(断線系)
- P0120 スロットルポジションセンサ系統異常
- P0122 スロットルポジションセンサ信号低
- P0123 スロットルポジションセンサ信号高
- P0128 サーモスタット系統(水温上がらず)
- P0335 クランク角センサ系統異常
- P0340 カム角センサ系統異常
- P0335,P0340 (同時検出) クランク/カム両方
- P0500 車速センサ系統異常
- P0504 ブレーキスイッチ相関異常
- P0507 アイドル回転が規定より高い
- P2122 アクセルポジションセンサ信号低(D系統)
- P2138 アクセルポジションセンサ相関異常
- P2227 大気圧センサ性能異常
このページは現場での点検の進め方をまとめた参考情報です。数値や手順は車種・年式で異なるため、作業前に必ず整備要領書・メーカー資料で確認してください。
最終更新: 2026-11-02