尿素SCR系統点検の手引き
準備するもの、点検の手順、判定の目安、作業時の注意の順にまとめています。
準備するもの
- 診断機
- 尿素水濃度計(屈折計)
- 規格品の新品尿素水
点検の手順
- 尿素水の残量と品質を確認: 濃度計で32.5%前後か測定(規格外・希釈・古い在庫が最多原因)
- 疑わしければタンクの尿素水を規格品に入れ替え → 学習リセット → 再発確認
- 尿素配管・インジェクタ周りの白い結晶(析出)を目視点検
- 診断機で尿素ポンプの圧力データとドージング(噴射)テストを実施
- NOxセンサのデータを前後で比較(触媒前後で値が変わらなければ触媒orセンサ劣化)
- DCU(ドージングコントロールユニット)の通信・電源を確認
判定の目安
- 尿素水濃度: 31.8〜33.2%が規格内
- 噴射テストで霧状に出るか(ポタポタ垂れは詰まり)
作業時の注意
- 警告を放置するとエンジン再始動制限(始動不可)に入る車両あり。早期対応必須
- 尿素水は金属を腐食させる。こぼしたら水で洗い流す
この手引きを使う症状
関連する故障コード
このページは現場での点検の進め方をまとめた参考情報です。数値や手順は車種・年式で異なるため、作業前に必ず整備要領書・メーカー資料で確認してください。
最終更新: 2026-11-02