P20EE SCR NOx触媒効率低下
系統: SAE共通拡張(燃料・後処理系が多い)。考えられる原因と、確認する順番の目安です。
考えられる原因
- 尿素水(AdBlue)の品質不良・希釈・規格外品の使用
- 尿素インジェクタ(ドージングバルブ)の結晶による詰まり
- NOxセンサの劣化(前後どちらか)
- SCR触媒の劣化・被毒
- 尿素水の噴射量不足(ポンプ・配管の詰まり)
- 排気温が上がらず尿素が分解されていない(短距離走行)
- 【大型】尿素タンク内での長期保管による変質
点検・確認すること
- 尿素水の濃度を屈折計で測る。規格は約32.5%で、水で薄まっていないか確認する
- 尿素タンクの中身の色・濁り・異物を目視する
- ドージングバルブを外し、先端の白い結晶の付着を確認する
- 前後のNOxセンサの値を比べる。SCRが効いていれば下流の値が下がる
- 噴射テストを行い、霧状に噴けているか確認する(筋状・滴下なら詰まり)
- 尿素水を新品の規格品に入れ替えてから再確認する
- 結晶は温水でふやかして落とす。無理にこじると噴口を傷めるので注意する
詳しい点検の手引き
関連する症状
同じ系統の故障コード
このページは現場での点検の進め方をまとめた参考情報です。数値や手順は車種・年式で異なるため、作業前に必ず整備要領書・メーカー資料で確認してください。
最終更新: 2026-11-02