過給圧点検の手引き
準備するもの、点検の手順、判定の目安、作業時の注意の順にまとめています。
準備するもの
- 診断機(ブーストデータ)
- 加圧テスター(自作可: ホース+レギュレータ)
- ライト・ミラー
点検の手順
- 診断機で走行時(または空ぶかし)の目標ブーストと実ブーストを比較
- 実圧が低い: インタークーラー・ブーストホース全数の目視(オイル滲み=漏れのサイン)
- 吸気系を0.5〜1bar程度で加圧し、シュー音と石鹸水で漏れ箇所を特定
- 漏れ無し: タービンの軸ガタ(ラジアル/スラスト方向)と羽根の欠け・オイル漏れを点検
- 可変ノズル(VNT)車: アクチュエータロッドが全ストローク動くか、リンクの固着を確認
- 実圧が高すぎる: アクチュエータ・ソレノイドバルブ・配管の詰まりを点検
判定の目安
- 軸ガタ: ラジアル方向にわずか、スラスト方向はほぼ0が正常
- ホース内に多量のオイル→タービンシール劣化を疑う
作業時の注意
- 加圧テストは1bar以下で。上げすぎるとホース・シールを壊す
- タービン交換時はオイルライン詰まりも必ず点検(再損傷の最多原因)
この手引きを使う症状
関連する故障コード
このページは現場での点検の進め方をまとめた参考情報です。数値や手順は車種・年式で異なるため、作業前に必ず整備要領書・メーカー資料で確認してください。
最終更新: 2026-11-02